中央大学総合政策学部 同窓会運営のブログです。
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2012年4月29日日曜日

NEANを知っていますか?


NEANとはNortheast Asian Networkというフォーラムのことです。

このフォーラムは、韓国の延世大学(ヨンセイ大学)が毎年2月に1週間主催しており、
日中韓の学生が集まり北東アジアの将来について考えようというものです。

一言で北東アジアの将来といっても大きすぎるので、フォーラム中は5つのセッションに分かれます。
政治、ビジネス、法、環境、教育のセッションで学生が分かれ、用意された課題に取り組んだり、ゲストスピーカーとのパネルトークなど、様々なプログラムを通じてセッションが展開されます。

一例を挙げると、ビジネスセッションでは、企業のCSRがテーマで、NEA(北東アジア)におけるビジネスにおいて今後CSRはどのように位置付けができるかという課題でプレゼンテーションも行いました。

私自身は学生生活最後の学習活動として、今年の2月に行われたNEAN2012に参加し、最優秀学生賞を頂きました。
日中韓の国籍の学生が異なる国事情、価値観を持ち、時には意見を戦わせながらプレゼンテーションを作り上げたり、北東アジアの将来について議論できたことは、未来への夢が溢れるの最高の経験になりました。
Northeast Asia、つまり「北東アジア」というのは、現実的にあまり聞く言葉ではありません。ただ、だからこそ将来への可能性のある地域であり、この三か国が協力して進んでいく未来を創っていきたいと思いました。

今回のフォーラムの参加人数は150人弱。しかし、日本人参加者はたったの3人でした。
多角的な視点から問題を分析し、どのように解決へ導くことができるのかということを考える総合政策学部の学生にとって、このフォーラムは、自分たちが培ってきたことの力試しの機会に最適ではないでしょうか。また、使用言語は英語なので、今後国際的に活躍していくだろう学生には必ずプラスになるかと思います。

来年から、「中央大学の総合政策学部が中心になって参加していく」となっていくと、、更に活発なフォーラムになるのではないでしょうか。是非NEAN2013への参加を検討して頂けたらと思います。


参考:NEAN2012のホームページ  

総合政策学部国際政策文化学科20123月卒業 小山諒祐

2012年4月18日水曜日

書評:ジョン・ケネス・ガルブレイス著『ゆたかな社会』(5)

(前回 (4) からの続き)
「ゆたかさ」に関連して、「ゆたかさの実現」に関連して、ガルブレイスの「依存効果」という概念も、実に現代資本主義分析にとって、いまだに秀逸なものである。いや、今こそと言えようか。すなわち、GDPに代表される経済の生産の順調な増大は、経済そのものだけでなく、政策的に市場を支援している政治にとって「政策的勝利」の、揺るがない旗としての地位を長い間果たして来た。つまり、生産が拡大していれば、市場は安泰で政権も安泰だと。しかし、ガルブレイスは生産をとりまく環境の変化にも私たちの関心を促している。「依存効果」の議論では、生産の拡大によって世の中に余剰物資があふれ始めると、それを新たに手に入れる周囲の人と自分を比べて、自分が相対的にみすぼらしいことから、見栄を張って必要のないものを手に入れようとすると指摘する。より重要な指摘は、企業や実業家が、まさにこのそれほど必要のないものを必要だと、消費者の欲望を駆り立てる宣伝・広告を含めたあらゆる方策によって、需要への供給のための生産の拡大ではなく、生産の拡大(と利潤の増大)のための涙ぐましい努力がなされ、社会もそれにのっていると説く。ほとんどの原子炉が止まっている日本で、一応電力の必要な供給はなされているようである。首都圏を中心に行われた、政府・自治体・警察などの国家権力を総動員した一大「原発必要キャンペーン」も、今から見れば「どうだ、なくなるとたいへんだぞ」という大資本による国家さえも動員した脅しにも見える。
スマホの学生が増える中、私は自ら嬉々として「ローテク宣言」をし、ガラパゴス生物として特に困ったことが無いように思う。生産の拡大が、消費の拡大を促し、かつてなかった生存には不必要な欲望を極限まで増大させる。ネットワーク回線はパンクしそうで悲鳴をあげているが、これまた技術的革新で乗り越えていくのだろう。適正な全社会、全人類の幸せになかった生産と消費、経済と社会と政治のあり方のバランスとはどのようなものなのか。公共性と人間への温かいそして現実的なまなざしにあふれた、大量の著作を残したガルブレイスの一連の著作の意義は、彼を正面から徹底的に批判したフリードマン、及びその信徒だったレーガン、サッチャー以来推し進めた過度のグローバルな金融自由化が、まさにその本拠地をリーマンショックの大津波が襲っているさまをみるなら、一目瞭然ではないか。小泉や竹中といった「骨太」の「合理化」が、大震災が東北を襲う前から、地域の福祉や医療のネットワークの力を極限までそぎ落とし、見捨てられた瀕死の過疎集落が何の因果か大津波によってさらに襲われたのだということを私たちは忘れてはいけない。これまでの政策的失敗や怠慢を「想定外」の大合唱とともに、実はいわれの無い罪を着せられつつある津波や原子炉のせいにするのもよくないことだ。安全のための生産やコストは割高だが、それこそ本当に必要なものではないか、と教授も問いかけている気がする。

ジョン・ケネス・ガルブレイス著(2006/1998)『ゆたかな社会』岩波現代文庫(社会137)
J. K. Galbraith (1998/1958) The Affluent Society, Boston: Houghton Mifflin

渡部 淳 わたなべ まこと 総合政策・国際政策文化2期生
北海道文教大学 専任講師

2012年4月12日木曜日

TPPとは何か?~総合政策の視点から~part.6

新生活がはじまり、私も去年のSA活動が懐かしく思いました...
12SAの皆さんはお疲れ様です。


では、本題に

今回は元々デフレ状態にある日本では「輸入デフレ論」は当てはまるのではないか?
やはりTPPによってデフレは加速するのでは?
という理論を考察していきたいと思います。


この理論を少し詳しく述べていきます。

そもそもデフレとは物価が持続的に下落していく現象を指し、
需要不足がつづくことで大きな問題となります。

こうした状況の打開には、単純に考えれば
需要の増加か供給の削減が必要になります。

しかし、TPPによって安価な商品が輸入され、国内外商品の競争が激化すると

デフレによる物価の下落で所得が下がっている国民は
安い商品を求めるようになり、

国産品は衰退し、国産品関連の雇用が奪われ、内需は縮小し(需要の減退)
産業の空洞化は加速します。

一方で供給は国内外競争の激化に伴い、生産性が上昇することから
供給が増加します。

つまり、需要不足と供給過剰を深刻化させ、デフレが加速する。
という理論です。

※中野剛志(2011)『TPP亡国論』集英社新書より

長くなってしまうので、考察は次回以降にしていきたいと思います。
次回は消費者選好、輸入依存度、輸送・貿易コストに焦点を当てていこうと思います。

(to be coutunued...)

                          中央大学総合政策学部3年         松本 築

2012年4月11日水曜日

2012SA奮闘記Ⅱ

4/7(土)にSA企画が行われた。

今回の企画は卒業生特別交流会と親睦パーティー。


2012SAの大イベントである二つの企画はくしくも同じ日に決行されたのである。

まずは卒業生特別交流会。

もともと学部の企画のひとつとして卒業生特別“講演会”というものが設置されていた。
そこで私たちは、卒業生と直接交流できる場を提供しようと考えた。

ただ先輩の話を聞くだけではためにならないかもしれない。それならその先輩と直接話せる場を与えよう、ということでこの交流会を設けたのだ。
先輩の話を聞いた後に、グループワークを行い、大学生活における自分の目標を見つけてもらおう、そう考えたのである。

簡単に交流会の流れはこう。

・卒業生インタビュー

・質疑応答

・グループワーク

新入生は近くで偉大なる先輩の話を聞けて非常に興奮していたように見えた。
そのあとのグループワークでも、皆自分が将来なにをしたいのか、そしてそのために今から何をするべきなのか、真剣に考え、話していた。
今は何も目標がない、という新入生でも、この日いろいろ人の夢や目標を聞いて、なにか自分でも頑張ってみよう、と思えたに違いない。

この交流会においてSAの役割は、新入生の夢や目標を聞き出すことである。
これがなかなか難しい。
綿密な準備をし、何度も練習をした上で企画に臨んだ。
そして企画前にはレッドブルを飲んでエナジーを注入した。

 企画は成功。
もちろん中には、うまく目標を聞き出せなかった、という人もいた。
うまく聞き出せた人でも、「もっとああ聞けばよかった」などと反省していたのが印象的だ。
SAにとっても有意義な時間になったのではないだろうか。



次に親睦パーティー。
これはヒルトップ4Fを貸し切って行われた。



親睦パーティーの様子

まずはじめに言っておこう、、、、すこぶる盛り上がった。
過去にないくらいの盛り上がりだったなのではないだろうか、と思わせる程だ。
多くの時間を費やしてきた甲斐があった。

新入生に多くの友達を作ってもらい、さまざまな価値観に触れあってもらおう、という趣旨で行われた親睦パーティーだが、その目標は間違いなく達成された。

SAが準備したゲームでまずはアイスブレイク


新入生約8人のテーブルにSAが1人付く、という形で交流を深めてもらった。

SAも必死である。

まわりのテーブルが盛り上がっている時に、自分のテーブルだけ盛り上がっていないと、焦る。

結果、すべてのテーブルから笑顔が見えた。





途中で、SAから新入生へ映像のプレゼント。
画像はないが、これも成功である。
なんと映像を見て涙を流す新入生までいたのだ。
これほどうれしいことはない。

そしてフィナーレも盛大に行われ、親睦パーティーは幕を閉じた。


しかしそのあとに、SAには片付けというなんとも面倒くさい作業が待っていたのだ。


・・・・・・。


片付けを終え、みんなで一枚パシャリ。



今回ブログには「成功した」とたくさん書いてきたが、もちろん反省すべき点も多々ある。
いや、成功より反省点の方が多いと言っても過言ではないだろう。

自分たちがはじめに掲げた目標は達成できたのだろうか、
SAは本当に新入生に良い影響を与えられたのだろうか。

これからまた反省会を設けないといけない。


今回私はSAをやって、総政に入ってよかった、と心の底から思えた。
誰かのために、仲間と本気でディスカッションして、ひとつの企画を成功させる。
そしてそのあとには企画を見つめなおし、次につなぐ。

ただ楽しむだけではなく、何か得るものがある。
それができるのが総政の良さのひとつなのだと思う。


これがいわゆる総政病なのだろうか……。

しかし本当にSAをやってよかったと思う。


ご協力いただいた多くの方に感謝し、本日のブログとさせていただきます。

それでは。

2012年4月4日水曜日

2012SA奮闘記

皆様、こんにちは。
総合政策学部2年の野崎智也と申します。

恐縮ながら私はこの度、2012年度のSA長を務めさせていただいています。

総政出身の方ならSA(Student Adviser)をご存じな方が多いと思います。

簡単に言えば、新2年生が新入生の入学を祝い、大学生活のサポートをする、そんな団体です。
今年は、SAが70人と、かなり多くなっております。


本日は2012SAの初めての投稿ですので、今年のSAの活動を報告させていただきます。

・・・。

私たち2012SAは昨年の12月から活動を開始しました。

毎年行われているSA企画ですが、私たちの代は震災の影響で先輩のSA企画を見ることができませんでした。
なので、活動開始当初は何をすれば良いかも分からず、SAの存在意義を模索する日々が続きました。

・私たちが新入生に出来ることはなんなのか。
・後輩たちに何を伝えたいのか。
・SAとはいったいなんなのか?

そんな問いかけに毎日悩まされる。
正直、新入生に絶対的に勝るものなんて持っていない。
「新入生に総合政策とは何か教えよう!」・・・え?総合政策ってなに?私たちも分からないのに、教えられないじゃん。

じゃあどうすればいいのさーーーーー(涙)

こんな問答を繰り返す日々を送っていました。


SAミーティングの風景




そして、必死に導き出した答えがこちら。

Q,後輩たちに何を伝えたいのか。
A,総合政策学部の良さは、多分野にわたって知識が得られるということ。つまり、やろうという意識さえあれば何でもできる!君たちは無限の可能性を持っているのだ!ということ。

Q,SAってなんなの?
A,私たちにできること、それは、新入生の人脈を広げてあげることじゃないか。1年間で築いた人脈を生かして、新入生の可能性を広げてあげよう!早い内からいろんな人と繋がって、多くの人と話せば道は開ける。私たちSAは新入生と学部生や教授等とを繋ぐパイプ役を担おう!


(まだまだ未熟な答えかもしれませんが)
このような答えを自分たちなりに導き出し、目的・目標を設定し、SA全員で共有して、企画を用意しました。

 今年用意した企画は以下の通り。
・クラスミーティング(3回)
・卒業生交流会
・親睦パーティー

役割ごとに班に分かれ、約3カ月間企画の準備に多くの時間を費やしてきました。


そして昨日(4月3日)、ついに1年生の入学式が行われました。
新入生歓迎ムードに包まれた学内を歩くだけでソワソワしてしまいました


果たしてうまくいくのだろうか。
暴風に見舞われ、予定を大幅に変更してのクラスミーティング。
不安は募るばかり。
新入生が楽しんでくれなかったららどうしよう……。

しかし、そんな不安は必要ありませんでした。
履修ガイダンス等で忙しいにも関わらず、新入生は全員参加で、どのクラスも盛り上げることができました。



明日からも企画は続きます。
今後も精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。


野崎智也