中央大学総合政策学部 同窓会運営のブログです。
連絡先は本ページ末尾をご覧下さい。

2011年12月7日水曜日

TPPとは何か?~総合政策の視点から~part.2

前回の投稿のときは野田総理がTPP参加表明直後だった。

JNNが世論調査したところ、TPPに関する政府・民主党内の意見集約で野田総理がリーダーシップを発揮したと「思う」と答えた人は27%で、「思わない」とした人が65%でした。

この世論調査の結果は国民が総理大臣のリーダーシップに疑問を持っているということを示しているのではないだろうか?


『日暮硯』という書物をご存じだろうか。
この書物は幕末の信州松代藩において藩政改革の内容を記録した書であり、
家老の恩田杢による藩政の立て直しを記したものである。
しかし、ただの記録書ではなく、指導者としての在り方や改革の基本理念などが記され、
江戸時代には政治学の古典的教科書のような位置づけがなされていたようである。

この『日暮硯』の中で恩田は為政者たるものの在り方として、「嘘をつかない」ことをあげている。
矢面に立つ人間だからこそ、嘘をつかず、
恩田はこれを親族一同や家臣にも実行させ、領民の信頼を勝ち取った。
また、改革に着手するために領民との合意形成を怠らず、領民の正直な意見に耳を傾け、
それを藩政に生かした。
嘘をつかず、誠実に対応することで恩田は改革を成功させ、藩政を立て直したのである。


今の総理大臣はどうだろうか?
TPPの参加j表明に際しても、議論を取りまとめることができずに結論を先送りにし、
また国民に対して、我が国の将来にどのようなプラスとマイナスがあるかをわかりやすく説明することはなかった…

さらに今、政府関係者や政治家には不祥事が多く、国民からの信頼を得てはいない。
政権交代による改革も成功したとは言えず、民主党政権には暗雲が立ち込めている。
11月27日には地域政党である大阪維新の会が大阪地方選で圧勝し、
国民の既成政党への不信の色は濃くなっている。

こうした中で、どれだけの政治家が『日暮硯』の恩田杢のような為政者であろうか?

『日暮硯』はこうも記している。
「優れた家臣は優れた君主が生み出すものである」

やはり、国の命運を分けるような問題には優れたリーダーの存在が必要であると思う。


(to be continued...)
                               中央大学総合政策学部2年  松本 築

2011年12月3日土曜日

どのスマートフォンを買うのが総合政策的に正しいのか(2)


ぼっちである。

えー、それって放送自粛用語的な?
ちゃうちゃう。
「び」じゃなくて「ぼ」だってば。

私は純度100%、フルスケールのぼっちである。

小学校の学芸会。
私は村人13を演じるはずだったが、
唯一の台詞「でも、だめだよ」の相方である町娘2の女の子が、私とやりとりするのが非常に苦痛そうだったので、
学芸会をぶっちした。
ぼっちは気が利くのだ。

「好きな人同士でペアを作りなさい」
あれも辛い。
好きな人って。
私を好きな同級生など、いるわけない。
では、嫌われているのか。
嫌われるのも困難である。
ぼっちは存在が希薄なのだ。
どっちかというと、居ることに気づかれていないのである。
なんだか忍者っぽい仕様である。
いっそのことどこかの諜報員にでもなればいいのか。をーっ、いいねえ。ベルファストでWBとか潜入しちゃおうかな。

・・・・・・ねーよ、そんなスペック。

そうして、遠足も運動会も先生とペアを組むのだ。
おかしいなあ。クラスの人数、偶数のはずなんだけど。

で、思ったわけである。
総合政策はぼっちにはキツい。
在学中は意思決定プロセスって、ずいぶん勉強するはめになったけれども、
あれって、複数のプレイヤが登場することが前提だもの。

ぼっちは世界に自分しかいないので、
通常使われる意思決定ツールが・・・・・・ものすごく使いにくい。

デルファイ法とか、友だちいないのにどうすんの。
頭の中にエア友だち何人か起動させて、議論させる?
なんだかなー、
かなり痛い人だなー、

まあ、たまにやってるけど。
会話がうっかり口をついて出てしまうと、事務員さんとか、いい脚力で遠ざかってくけど。

・・・・・・。
仕方がない。
スマホ選びもやってみよう。
エア友だちによる、デルファイ法で。
いや、いっそ擬人化してしまえ。
スマホを。
各スマホに声優とかあててやれば、さぞ楽しかろう。
ああ、これだな。
今年のクリスマスイヴにやるべきことは。

とりあえず、
iPhone担当の声優さんから、考えよう。
(つづく)
岡嶋 裕史,1期生

2011年11月16日水曜日

TPPとは何か?~総合政策の視点から~part.1

TPPで今日本は揺れている。

11月11日に野田首相が日本のTPP交渉への参加を表明し、メディアも盛んに報道している。
読売新聞の全国世論調査(電話方式)では参加方針を決めたことを「評価する」が51%で「評価しない」35%を上回ったという。

TPPって何?日本にとって得なの?損なの?
様々な意見がある中で、判断をするのは難しいことである。
だが、日本に時間が無いことだけは明白だ。

FTAをアメリカ・EUと結んだ韓国が貿易面(特に自動車など)で日本より優位に立つのは時間の問題である。またTPPに限って言えば、TPP交渉のテーブルに早くつかなければ、参加各国によるルール作りから排除され、日本抜きの“日本に不利な”枠組みが作られてしまう…

そこで野田首相はとりあえず参加の方針を打ち出したのだが、こんなことを関係各国が許すとは思えない。現に日米首脳会談におけるアメリカ政府の発表は「事実と異なる」と日本外務省が抗議する事態に陥っている。野田首相の会談における発言の曖昧さがうかがえる最たる例である。


これまでは現状を述べてきたが個人的な意見としてはTPPに違和感を覚える。
今後の日本の方向性を決める大切な議論であるのに、賛成派の意見だけが一人歩きし、
短期間押し切ろうという雰囲気が感じられる。
また、メディアもTPP参加ありきで肝心なことはあまり報道しない。

TPP問題は時間が無いから説明を割愛するじゃ済まされない話である。
先ほどあげた読売新聞の世論調査でも「首相が政策や考えを国民に十分説明していない」と考える人が86%にも上った。

そこでこの“TPP”問題を総合政策、通称“総政”の視点から見ていきたいと思う。

そもそもこの総合政策という学問は簡単に言うと、
物事を総合的な見地から判断し、それを踏まえた最適な選択肢(政策)を導き出す
学問である。

これはTPPのような複雑な要素の絡み合う問題の本質を探るにはもってこいの学問だと思う。
既存の単一な学問体系(法学や経済学、社会学、文化学など)では、ある特定の分野に特化したものしか明らかにすることはできない。しかし、様々な要素の本質を明らかにすることで見えてくる新たな真実もある。

次回以降は、TPPで議論されている問題を分野ごとにスポットライトを当て、“総政的”見地から検討していきたいと思う。

(to be continued...)
                               中央大学総合政策学部2年  松本 築

2011年11月7日月曜日

どのスマートフォンを買うのが総合政策的に正しいのか(1)

なんということか。
前回の記事の続きではないではないか。
いろいろな連載を始め、
結局、どれにも結末をつけない寡作作家のような振る舞いである。
言語道断である。

秋の夜長に、どうしてこうなったかを考えるのも一興である。
・たまたま順番が前後したが、無事に2以降に続いていく。
・あまりにも総合政策学部の品位に相応しくない記事だったので、関係各方面から圧力がかかった。
・そういえば商業出版で使うネタだったっけ、と思い出し、ブログで語るわけにいかなくなった。
・著者のところへ、声優さんに関する質問が妙に届くようになったので、しばらくほとぼりを冷ますことになった。
・通常の3倍。

で。
それとはまったく関係なく。
スマホを買わなければならないのである。
3年前から不定期に担当しているNHKさんのパソコン講座。
現在は年賀状を作っているが、それが終わるとなんとスマホを扱うのだ。

スマホ。

論文や書籍のネタにはした。
ガジェット好きとしては、見つけると頬ずりしたくもなる。
しかし、

持ってないのだ。

ってゆうか、ガラケーすらほとんど持ち歩かない。
だって、あれリア充しかいらないじゃん。
総合政策学部の卒業以来、友だちなど出来たこともなく(在学中だって極微だった)。
アニメを見るかゲームをやるかしか休日の過ごし方を知らない小汚い中年男にどうしろってゆうのよ。
うちに引きこもってる分には、フルスペックのデコレーションPCのが全然いいし。固定回線の方が速くて安くて安定してるし。外出て通話するとか、位置依存的なSNSで友だち探すとか意味わかんない。そもそも友だちってほんとに実在するの? 都市伝説じゃなくって。エア友だち以外で?

くらくらしてきた。
やっぱり自分にはいらないモノである。
でも、人前で解説する以上は、「友だちとかいないんで、持ってないです」ではすまないだろう。きっと買わなきゃならない。高いのに。きっと「あの花」のブルーレイBOX3つ買えるくらいの値段なんだろう。

あーあ。

しかもたくさんの中から選ぶのである。
私はファミレスで何を頼むか決めるのだって、すみからすみまでメニューを熟読して精査したあとでないとオーダできないのだ。バイトのウェイトレスさんの氷点下の視線に耐えながら、むしろ萌えながら。
どれだけ時間がかかることだろう。
総合政策的に正しいアルゴリズムで即時に対象物件を選択することはできないだろうか。
(つづく)
岡嶋 裕史,1期生

2011年11月3日木曜日

総政アドバイザリーボード(10)

在学生にお話をきいたところまで書きました。もともと同窓会・アドバイザリーボードは「卒業生のエネルギーをフィードバックしてほしい」という学部長(当時)の要望を受けて始めたものです。その裏には「エネルギーが創部当初より落ちている」という意味があるのです。

しかし実際に現役在校生に会い「みんなアクティブだ」と思って ↑ の背景に??を感じて少し考えてみました。すると「そもそもアクティブな学生でないとこんなところに来てくれるはずはない(わざわざ時間とって全然知らない卒業生に会ってくれるなんて)。従ってここに来てくれる人はほとんどみんなアクティブ学生だろう」と。

ひとつ断っておくと、前回で書いたような学生だけがアクティブというわけではありません。学部の外、大学の外でアルバイトやNGOなどのグループ、バンドなど充実した時間を送っているひと、たくさんいます。

ただ同窓生・ボードは「学部をアクティブ」にという立場なので外で内で活動している学生のエネルギーと時間を学部の中に取り込んでいきたいのです。(そのためには現在の学部について話を聞きに来ている)。

以降次回で

2011年10月2日日曜日

萌えと総合政策のなさそうでありそうな関係(1) -総合政策学部にはニジゲンと聞いて2時限を連想するリア充が多くて在学中は苦労したってゆうか今でも苦労が絶賛継続中的な何か

「萌え」とは何だ。

「オタク文化におけるスラングとしては、主にアニメ・漫画・ゲームソフトなどにおける、登場キャラクターなどへのある種の強い好意などの感情」 ___Wikipedia

どうもしっくりこない。
高校にも行かず自宅を警備し、ゲーム、アニメに耽溺する生活を送っていた私は、いわゆる「引きこもり」としては日本最初期のサンプルであろうし、萌えに対する嗅覚も健常の人以上には鋭いと思われるのだが、この説明で自分の感情を解き明かされた気はしない。

萌えは曖昧模糊としているのだ。

曖昧模糊としたものは研究者の知的好奇心の対象であり、飯の種でもある。様々な研究者が寄って集って萌えを解明しようとしている。
自分の文脈で。

心理学の人たちは、現実の女性に相手にされない代償行為と説明する。
記号論の人たちは、萌えをアホ毛や猫耳に分解しようとする。
経済学の人たちは、新しい市場経済システムだ、と提唱する。

違う。
二次元こそは至高である。そこにリアルなど介在する余地はない。私の心の神殿には、スメラギ・李・ノリエガとC.C.しか存在しない。むしろ二次元で満たされない欲を代償するのがリアルである。
パーツに萌えはない。単体としてのアホ毛に欲情してたまるものか。
経済システムは恋愛対象ではない。

何かを論じるというよりも、むしろ自分の病気を告白しているだけの文章に思われてきたが、きっと気のせいである。
ここまででわかるように(うそである。私は基本的にうそつきだ)、萌えは非常に総合政策的である。単一の学問分野で扱いきれる問題ではなく、各分野の総力を結集して昇華しないかぎり、その本質を開帳することはないのだ。
では、総合政策的に読み解く萌えの本質とは何か。
(つづく)
岡嶋 裕史,1期生

2011年9月28日水曜日

ブログを始めます

同窓会で用意をしてきた中大総政のブログを開始することにしました。
10月に卒業生2名で始め、在校生も投稿に加わります。
総政にいた人は皆知っているとおり、「総合政策」って何なのか?は在学中も卒業しても謎のままです。
なので投稿者それぞれの活動と総合政策を交えながら軽めユルめで綴ります。
ぜひご覧下さい。